検査のご案内
X線一般撮影
胸や腹、骨などの撮影を総称して「一般撮影」といいます。いわゆるレントゲン撮影です。X線を用いて撮影することで痛みを伴わずに、体の内部を見ることができます。
検査説明
骨密度測定
骨密度検査とは?
当院では DEXA法(デキサ法:2 種類のエネルギーのX線吸収測定法)による骨密度測定を行っており、2019年10月にGE社製 PRODIGY Fuga 全身用が導入されました。
DEXA法は、骨密度測定の標準方法として重視されており、骨粗鬆症の精密検査や、骨粗鬆症の治療効果の経過観察、また骨折の危険性の予測に有用です。
「骨粗鬆症」という病気は骨が脆弱なため骨折しやすく、それが原因で寝たきりとなりうる要因の1つです。
当院の新しい装置では腰椎と大腿骨頸部の2 カ所を測定しているのでより精度の高い診断が可能になりました。
また被ばくも減り、従来の装置と比較して1/2以下となりました。測定時間も短くなり、検査開始から10分ほどで測定結果のレポートをお渡しすることが出来るようになりました。
診断、治療において骨量、骨質を測定しますが、新しく全身撮影(体組成)が可能になり、体脂肪率、脂肪量、筋肉量も測定できるようになったため、サルコペニア診断※にも役立ちます。
※サルコペニアとは筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態で、病気ではありませんが高齢者の転倒のリスク要因として近年、注目を集めています。
50 歳以上の女性の 3 人に 1 人は骨粗鬆症患者と言われています。男性の骨粗鬆症も最近は増えてきており日本でも220 万人以上の方が骨粗鬆症を発症していると言われております。
男性の場合は糖尿病、高血圧、脂質異常症、慢性腎臓病などの生活習慣病との合併が多いという特徴もあるので早めに医師に相談し、ご自身の骨の状態をしっかり把握しましょう。
マンモグラフィー
マンモグラフィ検査とは?
触ってもわからない乳がんを発見できる乳房専用のX線撮影の検査です。小さなしこりや腫瘤、非常に細かい石灰化などを見つけることができます。
撮影時には圧迫板という透明の板で乳房を挟んで抑えた状態で撮影します。圧迫をすることで、乳腺に隠れてしまう小さな病変を発見しやすくなります。また、乳房の厚みを薄くすることで、撮影時の被ばく量を低減することができます。
痛みの感じ方は個人差がありますが、必ず痛いというわけではありません。肩の力を抜いてリラックスするだけで痛みを和らげることができます。無理な我慢はしないように、圧迫の痛みが強ければ遠慮しないで担当技師に伝えてください。
生理前にはホルモンの関係で乳房が張って痛むことがありますので、月経開始後1週間~10日くらいに受けられるのが良いです。
当病院は、乳腺外科もありますので、検診に異常があった方も、手術や治療を行い長期にわたってフォローできる体制が整っています。
なお、当院では女性技師(検診マンモグラフィー撮影認定放射線技師A判定4名を含む)が撮影を行っており、安心して検査を受けることができます。
心電図検査
何を調べる検査ですか?
どんな方法で検査するの?
- あおむけの状態で安静後、胸と両手足に電極をつけます。電極をつける際に、胸と両手足をアルコール綿で拭き取りますので、少し冷たく感じるかもしれません。
- 身体の力を抜いた状態で記録を行います。
- 呼吸によって心電図の波形が不安定になる時は、軽く息止めをしていただくことがあります。
検査時間は?
腹部エコー検査
腹部エコー検査でわかることは?
これらの臓器の形態、大きさ、腫瘍の有無等がわかります。
どんな方法で検査するの?
あおむけの状態で、検査部位にゼリーを塗って検査します。
検査中は、息を吸って息を止めていただいたり、おなかを脹らませていただいたりして検査します。痛みはありません。
乳腺、甲状腺、頚部、頚部血管、その他のエコー検査
どんな方法で検査するの?
あおむけの状態で、検査部位にゼリーを塗って検査します。
痛みはありません。
どんなことがわかるの?
【乳腺】
乳腺内の腫瘍の有無や、乳腺症、炎症を起こしている所がないか等がわかります。
【甲状腺】
甲状腺の大きさ、形、腫瘍の有無等がわかります。
【頚部】
くびの周囲の腫瘍の有無等がわかります。
【頚部血管】
頸動脈の血液の流れや、動脈硬化、血の塊、血栓の有無等、血管内の様子がわかります。
【その他】
腕、足(下肢)、胸部等の中や皮下の腫瘤などの様子が観察できますので、腫瘍の有無等がわかります。
健診(検診)・人間ドック
一般健康診断(労働安全衛生法にもとづくもの)
よかドック
よかドックとは、福岡市国民健康保険の特定健診・特定保健指導の愛称です。
特定健診・特定保健指導とは、糖尿病などの生活習慣病を予防するための健診で、健診結果に応じて医師、保健師または管理栄養士などによる生活習慣の改善に向けた支援(保健指導)が行われます。
平成20年度4月から健康保険組合、国民健康保険などの保険者に対し、40歳以上の加入者を対象として実施することが義務付けられました。
詳細は福岡市のホームページをご覧ください。
よかドック30
30代の方は、身長・体重・腹囲測定・尿検査・血圧測定・問診・血液検査が,お近くの医療機関または 健康づくりサポートセンターで500円で受診できます。
詳細は福岡市のホームページをご覧ください。
福岡市がん検診
・子宮頸がん検診
・乳がん検診
・大腸がん検診
・前立腺がん検診
詳細は福岡市のホームページをご覧ください。